那須塩原温泉の豆知識

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西暦806年(大同元年)に元湯が発見されたと伝えられる、1200年以上の歴史を持つ古湯。
奈良時代の終わりには、もう湯が湧いていたというロマンあふれる温泉郷です。
大網・福渡・塩釜・塩の湯・畑下・門前・古町・中塩原・上塩原・新湯・元湯。
これら11の温泉地の総称が「塩原温泉」で、源泉は約150ヵ所もあります。
明治〜昭和にかけて、大正天皇の御用邸が置かれ、皇族の保養地としても利用されました。
その名残が「天皇の間記念公園」として今も残っています。
1193年(建久4年)、源頼朝が那須野ケ原一帯で大規模な巻狩りを行ったとされています。
那須は武将たちにも縁が深い土地なのです。
塩原温泉の湯色は、透明・乳白色・緑白色・黄金色・茶褐色・黒色・薄墨色の7色。
同じ温泉郷でこれだけ色が変わるのは、全国的にもかなり珍しい存在です。
日本に存在する10種類の泉質のうち、なんと6種類が塩原温泉に集結。
「塩原十一湯」それぞれで泉質や効能が違うので、湯めぐりがとても楽しいエリアです。
炭酸水素塩泉・硫酸塩泉・硫黄泉という「三大美人泉質」がすべて揃っています。
天然の保湿成分「メタケイ酸」も豊富で、美肌を目指すなら塩原は外せません。
塩原温泉は高温で湯量も豊富。その熱を利用して釜で塩を作っていたことから、
「塩釜」という地名になったと言われています。地名そのものが歴史の証人です。
1897〜1902年に連載された尾崎紅葉『金色夜叉』。
作品の中で塩原温泉郷の自然が描かれ、その名を全国に広めました。
『金色夜叉』で貫一が泊まった旅館のモデル「佐野屋」は、
作中の名前「清琴楼」にあやかって、実際に屋号を「清琴楼」に改名しました。
尾崎紅葉、夏目漱石、与謝野晶子夫妻、国木田独歩、平塚らいてう、斎藤茂吉など、
明治〜大正期の文人墨客が次々と塩原温泉を訪れています。
那須塩原市は生乳生産本州一。そこで、ドイツ語で牛乳を意味する「milch」から、
牛乳PRキャラ「みるひぃ」が誕生しました。温泉ではなく“牛乳”キャラなのがユニーク。
「とて焼き」は、塩原を走るトテ馬車のラッパ型クラクションをかたどったスイーツ。
見た目はクレープ風ですが、生地はカステラ寄りで、那須塩原産の牛乳と卵を使用しています。
透明だったり、白濁していたり、鉄っぽい香りがしたり……。
「え、本当に同じ温泉郷なの?」と毎回びっくりするのが塩原あるある。
街のあちこちに文学碑が点在していて、何気なく歩いているだけで、
いつの間にか“文豪ゆかりの地めぐり”になっていることも。
「とて焼き食べたい!」と思っても、お店によって中身が全然違うので、
どこで何味を食べるか、地味に悩みがちです。
秋の紅葉シーズンになると、もみじ谷大吊橋は大人気スポットに。
絶景と引き換えに、なかなかの混雑を覚悟することになります。
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